対応 Version: 1.75 ~
このたびは、当ゲームに興味を持っていただき、ありがとうございます。以下の項目で操作等の解説をいたします。
バグの報告やゲームの感想、気になった点などをX(Twitter)やCi-en、Blogにお伝え頂けるとありがたいです。
以下に書かれていないOS、環境でも、古いブラウザで無ければ大抵は動作すると思います。セーブができない等の問題があるブラウザで起動した場合、警告が表示されます。ブラウザが"Safari"で無い場合、"Safari"に対する警告は気にしないで下さい。非表示にもできます。
セーブデータは、ブラウザごとに保存されます。
Windows 10 上の、Edge Chrome Firefox で問題無く動作しました。
Chrome Vivaldi では問題無く動作しましたが、Firefox はテストした環境では動作が非常に遅く、一部画像が表示されない事もありました。Sleipnir では画像やHtmlが保存できませんでした。
ある日、この島は不思議な魔法でバラバラになってしまいました。一歩歩くだけで見知らぬ土地、一歩戻ると、記憶していたものとは全く違う土地が広がります。
長老によると、混沌の化身、イルタールの魔法使いの仕業との事。島を元に戻すため、長老より煌めく銀のホルンを預かりました。充分に準備をしてから門を開けとの言葉を胸に、あなたは旅に出ます。
このゲームの最終目標は、舞台となる島の制御を行うエリアの最奥に待ち構える、"イルタールの魔法使い"を倒す事です。最初から持っているホルンを使う事でコントロールエリアに移動できますが、一方通行となります。充分な強さと装備が整ってから、決断して下さい。魔法使いの他にも、多くの強敵が配備されています。
ゲームの操作は主に、画面上のボタンやアイコンをクリック、あるいはタップ(以降、クリックに統一)するか、ショートカットキーを押すことで行います。ショートカットキーは、大文字小文字を問いません。名前入力には物理あるいは仮想キーボードを使用します。メッセージログにメニューが表示されている場合、画面下部の数字ボタンか、キーボードの数字キーを押して操作してください。
メッセージログを上下させたい場合、スクロールバーで操作するか、テキストを上下にスワイプするか、"Home" "End" "PageUp" "PageDown" キーを使用します。
キーボードの操作については、ゲーム内のヘルプでも確認できます。
当マニュアルのリンクが貼られていたページに、日本語版と、一部英語化版があるので、任意のリンクをクリックしてください。セーブデータは共有され、ゲーム内容に違いはありません。
ゲームを開始するとこのような画面が表示されます。
左上のアイコンをクリックするか、"+"キーを押すと、スクリーンショットを撮ることができます。PLiCy、ふりーむでは使用できません。アイコンも表示されません。
環境によっては、ゲーム画面を右クリックすることで、スクリーンショットを保存できる場合があります。
その右のアイコンをクリックするか、"@"キーを押すと、可能であればメッセージログをクリップボードにコピーします。ブラウザによってはこの機能が存在せず、その場合にはこのアイコンは表示されません。表示されていてもコピーできない場合があります。
タイトルロゴ右のアイコンをクリックするか、"?"キーを押すと、簡易ヘルプとスキル一覧を見ることができるダイアログが表示されます。
以上三つのアイコンは、ダイアログが表示されていなければ使用できます。
タイトルメニューでは、クラス選択の後にゲーム開始、名前の変更、オープニングを見る、クレジットを表示、オプションの変更ができます。オープニングは、当マニュアルの物語の項と同一の文章が表示されます。クレジットは、当ゲーム及び、使用した素材の権利やリンク先が表示されます。
この画面では、BGM の再生の有無を切り替えたり、オートセーブの設定、移動アニメーション速度の変更、Safari(ブラウザ)に対する警告の表示の切り替え、ストレージを操作して設定の初期化やセーブデータの消去ができます。Safari に対する警告は、ブラウザの正確な判別ができないため、それ以外のブラウザに対しても表示されることがあります。一部設定は、ゲーム開始後も変更できます。
"1"を押すとクラス選択に移ります。画面左下に複数あるアイコンをクリックするか、対応するキーを押すことでそのクラスの情報が表示されます。その画面から他のクラスを選択することもできます。
クラスを選択した状態で"1"を押すとロングライフモード、"2"を押すとローグライクモードとなります。モードの違いはこの次の項で解説します。
セーブする番号を選択すると、ゲームが開始します。オートセーブ時も、この番号にセーブされます。
ロードする場合は、"2) ゲームを再開する"を選択し、ロードする番号を選択すると、ゲームが再開します。
Version 1.50 より、ゲーム開始時に以下の二つのモードを選べるようになりました。
ステータス画面に表示されるクラスアイコンの左下に表示されるアルファベットで、現在のゲームモードを判別できます。
アイコン左下のアルファベットは"L"です。セーブデータに表示されるラベルには"LL"と表示されます。死亡時、セーブした状況から再開することができるモードです。ホルンを使い、コントロール・エリアへ移動した後はオートを含むセーブができなくなります。
アイコン左下のアルファベットは"R"です。セーブデータに表示されるラベルには"RL"と表示されます。死亡時及びロード時、またはイルタールの魔法使いを倒した際にセーブデータが消去されます。神器や、一部強力なアイテムがランダムに生成される確率が、ロングライフモードと比べて高くなります。
ゲーム内で、"1d6" "2d10+2" などの表記がありますが、これはダイス(サイコロ)を文字列にしたものです。"XdY+Z"とある場合、"X"はサイコロの数、"Y"はサイコロの面数、"Z"は振った後に加算する値です。マイナスの場合もあります。
以下は一例です。
クラス選択時の各項目について解説します。
以上四つの能力値の右側にあるカッコ内はレベルアップ時の成長率です。また、解説されている状況は、能力値が影響する状況の一部です。
ゲーム開始前、以下17のクラスから一つを選択できます。クラスは最後まで変更できません。
ゲームを開始すると、上のような画面になります。
所持品が表示される場所です。クリック、または対応するキーを押すと、多くの場面ではアイテムの詳細が表示されます。状況によって、アイテムを使用したり、捨てたりできます。また、アイテムを選択できない状況もあります。最大所持数は18個ですが、先頭と末尾のアイテムは固定なので、実質16個となります。
上から順に、表示される項目の解説です。
アイテムを選択した際、その詳細が表示されます。アイテムの種類や、持っている性質によって表示される情報や使用できるコマンドが異なります。
以下では、説明が必要と思われる項目に絞って解説します。
アイテムのパラメータはこれ以外にもあります。表示されない項目もあります。
アイテムの詳細テキストや、アイコン下部には、アイテムの持つ性質によって異なる数字やテキストが表示されます。以下でその種類別に解説します。
アイコン右下には強化値、あるいはプログラムのバージョンが表示されます。
アイコン左上には、主にそのアイテムの後置詞のイニシャルが表示されますが例外もあります。アイコンと名前が同一のアイテムには付く後置詞が決まっていて、性能にランダム性は無く、イニシャルが競合することも無いので、覚えているとアイコンだけでアイテムを完全に判別できます。
インベントリの先頭に配置され、固定されます。戦闘時、体術でランダムな種類の攻撃ができ、回数制限はありません。特性に格闘があると威力が上がり、強力な攻撃が出やすくなります。体術はさらに効果が上です。
特性に格闘も体術も無い場合、使用時に満腹度を消費し、飢餓状態であれば代わりに Life を大幅に消費します。
インベントリの末尾に配置され、固定されます。ゲーム中で三度まで、食料を生成することができます。ロングライフモード時は、回数が切れても能力値を代償に食料を生成できます。また、残り回数に関係無く、ラストダンジョンへ移動することができます。
Geek はこの不思議なタブレットを持って開始します。また、冒険中に目にする機会もあるかもしれません。このタブレットには、一つの常駐プログラムを設定でき、常駐中は、プレイヤーの能力値を上げるなどの効果があります。また、これを持っている間は、非常駐プログラムを実行できます。中には、ハッキングの特性が無いと実行できないプログラムもあります。
一部の種類:物質のアイテムは、防具の素材にすることができます。ただし、金はかかります。
この島には、少なくとも50種以上の、神器と呼ばれるアイテムがあります。冒険中、運が良ければ手に入れる事があるかもしれません。中には、あらゆる強敵を打倒できるもの、それらから身を守る事ができるものもあるかもしれません。
所持する特性により、多くの場合、ゲームが有利になります。クラスが最初から持つ特性と、装備品や所持品が持つ特性を合わせたものが、プレイヤーの特性となります。以下が全ての特性ですが、効果はこれが全てとは限りません。
ゲームを開始すると、マップが表示され移動が可能になります。画面右側に表示されている矢印をクリックするか、方向キーを押すことで移動できます。矢印が表示されていない時は移動できません。移動したマスの地形や建造物の種類によって、様々なイベントが起こります。
マスに建造物がある場合、消費満腹度はその地形の値になりますが、地形ごとのイベントの代わりに、建造物特有のイベントが起こります。
マップは表示されている周囲9マスしか保存されず、移動するたびに見えなくなったマスは消滅し、新たなマスが登場します。
怪物と遭遇した時の対応により、または奇襲を受けた際に戦闘になることがあります。戦闘時には右側の装備欄下に、怪物の数、距離、士気が表示されます。ターン開始時に、所持品を選んで行動するか、あるいは逃げるかを決定してください。逃走に失敗すると、そのターンは怪物が一方的に行動します。怪物との距離があるほど、逃げやすくなります。怪物を全滅させるか、士気を下げて逃走させると勝利となり、プレイヤーが死亡するとゲームオーバーです。
怪物の士気が低いほど、怪物が行動する確率や、攻撃の命中率が下がり、有利になります。アンデッドや機械、勇猛な怪物は、士気の下がり幅が小さくなります。
こちらが奇襲を仕掛けて成功した場合、最も近い距離から戦闘が始まり、怪物たちはそのターンの行動ができません。士気も大幅に下がります。
こちらが奇襲を受けた場合、その怪物の得意とする距離から戦闘が始まり、プレイヤーはそのターンの行動ができません。
戦闘前に、交渉したり逃げたり、賄賂を贈ったりして戦闘を回避することもできます。
戦闘時、怪物のステータスを見ることができます。耐性は、全く効果の無いものだけ表示されます。
アイテムを選択して使うと、攻撃その他の行動を行います。アイテムの射程が距離と合っていない場合、まず前進か後退し、その距離で行動できる場合は行動し、できない場合はそのままターンを終えます。これは怪物も同様です。
エンディングまで、少なくとも三回、ユニークモンスターと戦うことになります。彼らは士気が常に最大(値は"---"と表示されます)で、逃げたり、行動しなかったりすることはありません。基本的にはラストダンジョンで戦うことになりますが、ごく稀に、プレイヤーの運と選択次第では地上で戦う機会もあります。神器を隠し持っている者もいます。
この島には、五柱の神の神殿があります。捧げものをすると、何らかの下賜があるかもしれません。この島は多神教なので、複数の神に捧げものをしても問題ありません。
この島には、洞窟、塔、砦、城の四種のダンジョンがあります。探索ごとに"1d16"のダイスを振り、その出た目に対応するイベントが起こります。目のレベルが高いほど、怪物や罠であれば危険なものが出やすくなり、宝物は貴重なものが見つかりやすくなります。ダンジョン自体にもレベルがあり、高いほど、目のレベルが全体的に高くなります。
噂話を聞く機会があるかもしれません。それは必ずしも真実とは限りませんし、婉曲な表現の噂もありますが、*多くは*本当の事です。
死亡するか目的を達成すると、プレイ時間が表示され、ステータスや所持品、ログやゲーム画面を記録したHtmlを保存できます。ブラウザによっては保存できない場合があります。PLiCy、ふりーむでは保存できません。
死亡した時点か、イルタールの魔法使いを倒し、ダイアログが表示された時点でタイマーがストップします。
ゲームクリア時のHtmlには、ステータスや所持品が埋め込まれた修了コードも記載されます。次回作や続編で使えることになるかもしれません。
ロングライフモードの場合、セーブデータから再開したり、データを残したままタイトルへ戻る事ができます。
ローグライクモードの場合、セーブデータを保持することはできません。
このゲームは、ブラウザで、短時間で、簡単な操作で手軽に冒険を楽しめるRPGが欲しいという私の願望を形にしたものです。
開始後、数歩歩くだけで強力な武器が手に入ったり、あるいは強敵に奇襲されて死んだりもする、毎回違う冒険を楽しめるゲームを作ったつもりです。
ランダムでカオスな旅をお楽しみください。もし、私以外の方にもこのゲームを楽しんで頂けたら幸いです。
2023/11/10 製作者、里野タケノコより