このゲームは、いわゆるローグライクゲームです。戦死、あるいは餓死した場合はデータは消え、最初からのスタートとなります。このジャンルに馴染みが無い方は戸惑うかもしれませんが、何度もプレイすると、このシステムの面白さがわかって頂けると思います。
このゲームでは、レベルや進行度によって敵の強さやイベントの難易度が変わる事は一部の例外を除いてありません。よって、プレイヤーの状況に関わらずに強敵と遭遇する事もめずらしくないので、始めたばかりのプレイヤーはすぐに戦死してしまうと思います。
何度も死んで、それでこのゲームの進め方を手探りで少しずつ理解して欲しいと思いながら作りました。ただ、慣れたプレイヤーでも楽しめるように、少しゲームの難易度は高めになっており、それが初心者には敷居が高くなってしまったかもしれません。
そこで、ゲームを始めたばかりの初心者向けに、このゲームの進め方の一例を紹介しようと思います。
Version 1.50 で、ロングライフモードが追加されました。死亡してもセーブデータから再開できるモードです。慣れない内は、このモードでプレイされるのもいいかもしれません。
ゲーム開始時、多くのクラスから一つを選んで開始することになりますが、この選択により、難易度が大きく変わります。
初心者の場合、Ninja がおそらく一番楽に進められると思います。能力値の成長率がどれも高い上、強力な特性がそろっており、特に隠密特性は、強敵を避ける事が容易になる重要な特性です。この特性の無いクラスは、初心者には難しいでしょう。採取特性も、回復手段の貴重なこのゲームでは役に立ちます。
食料に困る事が多い場合、Ranger も良い選択です。狩猟特性があるので、他のクラスよりは食料が入手しやすく、隠密特性もあり、戦闘力もあります。
Spd が低いクラスは攻撃が当たりづらく攻撃を避けづらいのですが、これらのクラスは初期値も成長率も高いので、レベルが上がるだけで戦い易くなります。
能力値に関しては、マニュアルにある通りです。耐性は、無い場合でも、防御に対応する能力値が高ければ、ほとんど被害が無い場合もあります。耐性が無くても、そこまで気にする必要はありません。ただし、ブレス等一部の攻撃は耐性(と盾)以外で軽減できない場合もあります。
魔法耐性は特殊で、○以上であれば、耐性とは別に全ての魔法のダメージを半減できます。耐性を無視する魔法もあるので、これだけは○以上にしておくと安全です。
このゲームの戦闘で重要なのは、勝てない相手や、勝てるがリソースの消耗が激しくなる相手、倒しても利益の無い相手とは戦わず、効率の良い相手のみと戦う事です。一部の例外を除き、逃げる事にデメリットはありません。
倒すと確率で戦利品を落とす、あるいは確実に落とす怪物もおり、全く落とさない怪物もいます。怪物の効率の良し悪しは、何度もプレイする事で少しずつ分かってくると思います。
戦死時は、その怪物に関するヒントを表示できるので、必要であれば利用しましょう。
地形の特徴はマニュアルに書いてあります。序盤は、草原以外の地形は、建造物が有る場合を除いて、なるべく立ち入らない方が良いでしょう。草原を歩くと、満腹度の消費も抑えられますし、狩猟イベントのチャンスもあります。
このゲームでは、自身の周囲のマス以外は記憶されず、見えない範囲のマスは不確定です。例えば、欲しいアイテムが売っている店があったものの所持金が足りないという場合など、食料が許す限り、そのマスを視界に残しながら移動することで、所持金が貯まるまで粘るといったこともできます。
ダンジョンでは、d16 の目の結果によって様々なイベントが起こります。探索を行う毎に、そのダンジョン固有の目が少しずつ判明します。
探索毎に満腹度を消費します。あまり良い目が無さそうであれば、それ以上の探索をせずに立ち去るのも良い選択です。ダンジョンを全て探索し終えても、特にボーナスはありません。
探索特性があると、ほとんど探索しなくても、目が大体判明するので、その点でも、Ninja は有利です。
このゲームは、アイテムを所持できる数の限度が低く、頻繁に取捨選択を迫られる事になります。それがこのゲームの楽しさの一つだと思っています。
属性があったり、特定の種族に強い攻撃手段は、持っていると役に立つかもしれませんし、その機会が無いかもしれません。
所持できるアイテム数に限りがあるので、特殊効果の無い食料は栄養価の低いものから食べましょう。
一部の物質は、防具の素材となります。質の高い防具になるかどうかは、鍛冶屋の腕とプレイヤーの運次第です。
このゲームの従者は、アイテムとして扱われます。よって、何人も連れると枠を圧迫します。雇用費が必要な場合もあるので、必要に応じて連れ歩きましょう。
従者を連れて歩くと、戦闘時にプレイヤーに続いて攻撃したり、イベントの判定や発生確率が有利になったりします。
従者のランクは、以下の四種で、下に記載されたものほどランクが高いです。ランクを持たない従者もいます。
もちろん、ランクが高いほど優秀です。ランクの低い従者は、あまり役に立たないかもしれません。
ゲーム中、稀に神器と呼ばれる強力なアイテムを入手できる場合があります。所持品欄に一つでも空きがあれば、入手できる機会が増えます。
一度のゲーム中に出現し得る神器と数はゲーム開始時に決まり、そのゲーム中では出現しない神器の方が多いです。
特定の怪物は、勝利すると、まだそれが登場済みで無ければ、確実に神器を落とします。また、コレクターと呼ばれる怪物は、倒すと神器や強力なアイテムを落としますが、すぐに逃げようとするでしょう。できればその前に倒しましょう。
神殿で、その神が好むアイテムを捧げると、能力値を上げてもらえたり、アイテムを下賜される事があります。さらに、ゲーム中一度だけ、神器を下賜される事もあります。一度神器を下賜されると、他の神殿でも神器は得られません。
神殿により得られる神器のリストがあり、その中からランダムで選ばれるため、神器を下賜されるまで、欲しい神器のある神殿で粘る手もあります。
上昇する能力値や、下賜されるアイテムの種類も神殿により異なります。何度もプレイすると、その傾向が少しずつ分かってくると思います。
このゲームは、Life を回復する手段が乏しく、神器以外だと、回復する値も不安定になっています。
(Spellbook | Scroll) of Healing は特に回復する値が不安定で、また、戦闘中は低い値が出やすくなっています。戦闘後の回復手段として使う方が安定するでしょう。
Life を最大値まで確実に回復する手段は、神器のみで、回数も限られています。恵みの神に捧げものをしていると、それを得られるかもしれません。
Ver 1.79 の変更で、Life が最大値の半分未満の場合、恵みの神の下賜で全回復してもらえる場合があるようになりました。
怪物によっては、奇襲を仕掛けてくる場合があります。察知に失敗すると一方的に攻撃され、そのまま死亡する場合もあります。
奇襲は、このゲームの主な死因の一つなので、その対策をすると生存率を上げる事ができます。
警戒能力を持つ従者や、指輪によってそれを防ぐことができる場合があります。
また、プレイヤーのレベルが高いと、奇襲を察知できる確率が上がります。プレイヤーが偵察特性を持っている場合、察知率に +50% されます。
確実に奇襲を防ぐ手段は、以下の二つです。
Guard Dog は、Scroll of Guard Dog で召喚できます。